注目のお仏壇とこれからの供養

注目のお仏壇とこれからの供養

子どもの頃、お座敷にはお仏壇があって、朝出かけるときは「今日も無事に過ごせますように」、
帰ってきたら「おかげさまで今日も一日無事に過ごすことができました」と毎日手を合わせていました。
家にお仏壇がなくても、おじいちゃんおばあちゃんのところに行くと、最初にお仏壇に手を合わせたり、
お仏壇は生活の一部となっていたのです。

しかし、核家族化が進む今お仏壇がない家庭が増え、ご先祖様に手を合わせることもほとんどなくなっています。
一方で、近親者が亡くなって初めてお仏壇を購入する方が増え、
「どんな仏壇が良いのだろう?」「仏壇選びにはどんなことに気を付けたらいいの?」
と悩んでいる方も多いようです。

そこで、ここではお仏壇について、その歴史から選び方のポイント、引越し、処分の仕方まで詳しく解説しましょう!

お仏壇豆知識

仏壇とは

お仏壇ってそもそも何のためにあるの?

お仏壇とは文字通り「お位牌を安置し、仏様をお祀りする」ためのものです。ご家庭の仏壇は、お寺の本堂の内陣(ご本尊様が安置されている場所)を小型にしたもので、お仏壇はいわば“家の中の小さなお寺”のような存在と言えるでしょう。
また、お位牌を安置する以外にも、朝夕手を合わせて「いつも見守ってくださってありがとうございます」とご先祖様に感謝をしたり、「今日も一日家族全員無事に過ごせますように」とお祈りをしたり。お仏壇の前に座ると自然と心が穏やかになる、いわば「家族の心の柱」としての意味があるようです。

もう一度見直したい お仏壇の魅力は?
  • 大切な方を亡くした悲しみの癒しになる。
  • 家族のつながりを確認し、家族の絆が強くなる。
  • 家族への信頼や愛情、「ご先祖様が見守っている」という思いが育ち、
    子どもの情操教育に良い。
  • 仏壇に向き合うことで自分の気持ちに素直になれ、自分の心を見つめなおすことができる。
  • 亡くなったご家族とずっと繋がっている実感が持てる。

お仏壇の歴史

仏壇の歴史をさかのぼってみましょう。

日本でお仏壇が祀られるようになったのは1300年ほど前のこと。飛鳥時代に作られた法隆寺の「玉虫逗子」がそのルーツと言われています。当時は貴族や役人などごく一部の人のものでしたが、室町時代になると僧侶たちによって積極的な布教活動が行われ、お仏壇が一般家庭に広まったようです。
さらに庶民が本格的にお仏壇をお祀りするようになったのは江戸時代から。江戸幕府の檀家制度によって現在のように仏教と先祖供養やお葬式が強く結びつくようになったのがきっかけと考えられています。

お仏壇の種類

仏壇は大きく「伝統型」と「家具調型」に分けられます。従来は伝統型がんどでしたが、近年では現代の住環境に合わせた家具調型を選ぶ人も増えています。またご遺骨や形見の品を身近に置いて供養する手元供養も話題を呼んでいます

伝統型

唐木(からき)仏壇

黒檀や紫檀などの銘木を使い、その美しい木目を生かした伝統的な仏壇です。価格は木材の種類や材質によって異なります。
黒地に美しい木目が浮き出た“木のダイヤモンド”と呼ばれる高級木材「黒檀」、正倉院御物の唐木細工の中で最も多く見られ、古くから珍重された「紫檀」、年輪が緻密で美しい木目と粘りが特徴の「桑」、古くから神社や寺院の建築に使われている「欅(けやき)」などが代表的ですが、どれも貴重な木材ですので、すべて無垢材を使った総無垢の仏壇はかなりの高額になります。ちなみに現在市販されている仏壇は芯に別の木材を使い、銘木を張って作っているものがほとんどです。これによって価格を抑えられるほか、木材の割れや狂いを防ぐこともできます。

金仏壇

全体に金の漆塗りを施し、内部に金箔が張られた仏壇で、「塗り仏壇」とも呼ばれます。 金仏壇は各宗派の本山寺院の姿を模したもので、江戸時代からの歴史があり、特に浄土真宗の家に置いてあることが多いようです。
全国で15の金仏壇の産地が経済産業大臣から伝統的工芸品の指定を受けており、それぞれの産地で彫刻や蒔絵、塗りなどそれぞれ独特の金仏壇が作られています。
金仏壇は宗派によって内部の形に違いがあります。特に浄土真宗は本願寺派、大谷派、高田派などの各派で内部の形が異なりますので、購入の際は各店舗のスタッフに問合せましょう。

家具調型

モダン仏壇

現代の住環境に合わせた新しいデザインの仏壇で、家具調仏壇、インテリア仏壇、新型仏壇、都市型仏壇などとも呼ばれます。材質はウォールナット、ナラ、タモ、桜、メープル、チーク、クルミなどの家具材が使用され、リビングルームやフローリングなどの洋風のお部屋にもマッチします。カラーも豊富でデザインも洗練されています。
最近ではガラスを使用した仏壇や真っ白な仏壇など斬新なデザインのものも登場。暮らしを彩るインテリアの一部となっています。

手元供養

手元供養は、大切なひとのご遺骨をミニ骨壺やペンダント、小物などに納めて身近に置き、その名の通り手元で偲ぶ、近年話題の供養のスタイルです。
手元供養が注目を集める理由の一つに「お墓が遠方にあってお参りできない」「家にお仏壇を設置するスペースがない」「仏壇を購入する予算がない」など、経済的、環境的な要因がありますが、「故人をいつも身近に感じたい」「宗教儀礼にこだわらず自分らしく供養したい」などの理由で手元供養をされる方も多いようです。

お仏壇選びのポイント

お仏壇は単なる物ではなく、ご家族にとっても大切な存在だからこそ、購入の際はしっかり熟考して選びたいものです。
お仏壇は決して安い買い物ではありませんし、頻繁に買い換えるものでもありません。価格の安さにつられて妥協したり、見た目の豪華さだけで選んだりせずに、本当に納得できるお仏壇を、お店のスタッフと相談しながら見つけましょう。

お仏壇店に行く前に準備しておきたいこと

  • お仏壇の置き場所を決めましょう。
  • お仏壇を置くスペースの寸法を測っておきましょう。
  • ご本尊や脇仏は宗派によって違います。宗派名や菩提寺の名前をメモしておきましょう。
  • どんな仏壇にするか、ご家族と話し合っておきましょう。

失敗しない仏壇店選びのコツ

「仏購入したいけど、どこで買えばいいの?」とお悩みの方に。仏壇店選びのポイントを教えます!

お仏壇の専門店ですか?

葬儀社などで、葬儀や法要のあとに一緒にお仏壇の購入を勧められることがあります。品質も価格も納得出来ればそれでも構いませんが、仏壇は将来にわたって長い付き合いになるものですから、葬儀や法要で多忙な時にあまり考えずに購入すると後々後悔することも。
慌てず他の店も見てから検討しましょう。お仏壇の専門店なら仏壇・仏具ともに豊富な品ぞろえの中から、納得のいくものを選ぶことができます。
またお仏壇のプロが宗派による違いやお供えの仕方までアドバイスしてくれますので安心ですね。

店内はきれいですか?

店内や商品がつねにきれいに整えられていること、そしてスタッフがお仏壇を丁寧に大切に扱っていることは、お店としての基本中の基本。
また、店内に入ったときの「感じの良さ」も意外に重要。ご自分の感覚を大切にしましょう。

アフターサービスをきちんとしてくれますか?

仏壇は家と同じで長きにわたって使い続けるものです。
多くの方にとっておそらく「一生に一度」の買い物になるでしょう。そのため、長期間にわたって問題なく使い続けられるよう、アフターサービスや保証がしっかりしているお店を選びましょう。

産地や材質、品質などもきちんと説明してくれますか?

仏壇の商品説明に仏壇の産地やメーカー、材質、品質、工法などが書かれていますか?
また、書かれていない場合でも、尋ねたらきちんと説明できるスタッフがいますか?
仏壇に関する「?」に納得のいく答えを出してくれる“仏壇のプロ”がいることが仏壇店選びのポイントです。

大幅な値引きなどはしていませんか?

「どうせ買うなら安い方がいいんじゃないの?」という方もいらっしゃいますが、実は注意が必要。
仏壇には定価がなく、それぞれのお店で価格を自由につけることができますので、あいまいな価格表示でお客を惑わしている可能性もあります。
期間が限定されている、アウトレットなど正当な理由がないのに「50%OFF」「70%OFF」などの大幅な値引きを頻繁に行っている場合は注意しましょう。特にインターネットでのご購入は慎重に。

お客様の相談に親身になって応えてくれますか?

「こんな初歩的なことを聞いたらおかしいかしら」と心配で言い出せない方もいますが、質問があればどんなことでも気軽に聞きましょう。
扱っている商品に自信があり、仏壇のプロがそろった店であればそうした疑問や質問に対しても納得のいくまで丁寧に答えてくれるはずです。
むやみに高い仏壇を勧めず、こちらの予算に合わせて最適な商品を選んでくれるお店であることも重要なポイントです。

お仏壇の購入時期

お仏壇はいつ購入するべき?

実は「この時期にお仏壇を購入すべき」という決まりはありません。
しかし一般には身近な方が亡くなったあと四十九日法要までにお仏壇を購入される方が多いようです。
昔は「亡くなったひとがいないのに仏壇を購入すると縁起が悪い」とか「うるう年に仏壇を購入してはいけない」などの迷信がありましたが、仏壇を購入するのに良い時期、悪い時期はありません。
生前に購入する方、一周忌までじっくり考えて購入する方、そして、仏様がいらっしゃらなくても、家を新築する際に購入する方もいらっしゃいます。お仏壇を、家を守ってくれるいわばお守りのような存在、心の柱として位置づける日本人ならでは考え方ですね。
買い替えのタイミングについては年忌法要をきっかけにされる方も多いようです。
ご家族と話し合ってそれぞれのペースで決めてくださいね。

お仏壇の価格について

仏壇の価格は、ご本尊や花立、香炉などの仏具の費用も合わせて考える必要があります。
お仏壇は安価なものから100万円を超えるものまでまさにピンキリですが、最も人気の価格帯は30~40万円でしょうか。
「安価なものしか買えなくてご先祖様に申し訳ない…」と嘆く方もいますが、決してそうではありません。
価格の高さや豪華さではなく、家族に愛され、お参りしやすい仏壇こそが良いお仏壇ではないでしょうか。
多くの人の場合、仏壇は一生に一度の買い物になります。時には何世代にもわたって引き継がれるものですので、購入を急がず、じっくりと納得のいく仏壇を選びましょう。

激安お仏壇のからくりは?

「在庫処分半額セール」「激安70%OFF!しかも仏具一式付」などのキャッチフレーズが躍るチラシを見たことがありませんか?
こういう文言のチラシを見ると「良いものが安くなっている」と錯覚しがちですが、必ずしもそうではありません。また売りっぱなしの特売では、アフターサービスが受けられない可能性もあります。
激安商品に安易に飛びつかず、お店のスタッフにじっくり話を聞いてから購入しましょう。

お仏壇との上手なつきあい方

お仏壇の設置場所

どこに設置するかはお住まいの間取りによって異なります。
かつては、ご本尊様を南向きに安置し、北向きに礼拝する『南面北座説』や、お仏壇を東向きに置き、西向きに合掌してご本尊様を礼拝し西方浄土を拝む『西方浄土説』など諸説がありましたが、一番大切なのはお参りする心です。
お釈迦様も“東西南北いずくんぞ心にやすらからん(東西南北どの向きでも仏法を大事にすれば心は安らかである)”とおっしゃられたとか。
ただし、湿気の高い場所や火気の近くなどはお仏壇が傷んでしまう可能性があるので避けた方がいいでしょう。

仏壇の設置におすすめの場所は
  • 風通しがよく湿気が少ない場所
  • 落ち着いてお参りができる場所
  • 日常生活の空間と離れすぎず、家族みんながお参りしやすい場所
家が狭いから仏壇は置けない?

「家が狭いので仏壇を置く場所がなくて...」とお悩みの方もいらっしゃいますが、大丈夫!
最近はマンションの狭い空間にも置けるスリムサイズの仏壇も登場しています。
棚やタンスの上に置けるコンパクトサイズの仏壇もあり、ワンルームの部屋などにも場所を取らず違和感なく馴染みます。また近年では粉骨したお骨を小物などにする手元供養も人気です。

大切なのは仏壇の大きさではなく、供養をする気持ちです。
ぜひ皆さんのライフスタイルにぴったりの供養のカタチを探してみてくださいね。

お仏壇のお掃除とお手入れ

お仏壇のお掃除に役立つ道具
  • 毛ばたき、筆タイプの毛ばたき
  • 仏壇用クロス(布)
  • 真鍮磨き

お掃除の時期

お仏壇はいわばご先祖様や故人のお住まいですから、いつもきれいに整えておきたいですね。
普段はほこりや汚れが目立つ部分をお仏壇専用の毛ばたきやクロスできれいにする程度で問題ありません。
本格的なお掃除はお正月、お盆、春秋のお彼岸を目安にすると良いでしょう。

お掃除の仕方と各部のお掃除のポイント

仏壇のお掃除には毛ばたきややわらかい布、仏壇用クロスなどを使います。仏壇の表面の艶にムラが出やすくなるので、市販の化学ぞうきんなどは使わない方が良いでしょう。
また、湿気は仏壇の大敵です。汚れが落ちにくい場合は、ぬるま湯を浸した柔らかい布を固く絞ってから拭いてください。水やお茶などをこぼした際もそのままにしておかず、乾いた布で素早くふき取りましょう。花立てやお茶などを取り換えた際も底に水滴が残らないようにきちんと拭いてから置いてください。

  • ①ご本尊、脇仏、お位牌
  • ②金箔部分・内部・彫刻部分
  • ③漆塗り部分
  • ④仏具類

毛ばたきで静かにほこりを払いましょう。
細かいところは無理にお掃除しなくても、軽く払う程度で問題ありません。細かい部分は筆タイプの毛ばたきが活躍しますよ!

[金箔部分の注意点]

金箔は布などで強くこすると剥げてしまうのでご注意ください。

お仏壇の移動と処分

仏壇は普通の家具とは異なり、仏様やご先祖様をお祀りしている場所ですので、基本的にお仏壇の移動はNGとされています。引っ越しなどの際はやむをえませんが、単なる模様替えや気分転換などの理由で簡単に移動するのはやめた方が良いでしょう。
仏壇を移動する際は引っ越しの業者でも構いませんが、仏壇に傷がついたり破損することが心配な場合は、専門の業者に依頼しましょう。

仏壇を処分する場合は閉眼供養を

最近は引っ越しの際に仏壇を処分したり、コンパクトなものに買い替える方も増えています。
古い仏壇は処分が必要となりますが、仏壇を購入したときに開眼供養をしている場合は仏壇に魂が宿っていることになります。
そのまま処分するとご先祖様や故人の魂を収めたまま処分することになってしまいますので、処分の際は魂を抜く閉眼供養をしましょう。
法要のお布施は地域によって異なりますが1~10万円前後と言われています。

仏壇の処分方法は
  • 仏壇店に引き取ってもらう
  • お寺に引き取ってもらう
  • 粗大ごみとして出す

などがあります。
しかし、仏壇の引き取りをしていないお寺もありますので、買い替えなどの場合は仏壇店に引き取ってもらうのが良いでしょう。
閉眼供養を行った仏壇は単なる物になりますので粗大ごみとして出すこともできます。
価値の高い高価な仏壇の場合は仏壇のリサイクル業者に相談してみるのも良いでしょう。

うめたにに聞く!注目の仏壇トップ5

仏壇トップ5

  • マルチ

    棚やタンスの上にも置けるコンパクトサイズのお仏壇。
    丸みのある優しいデザインで、洋風の家具にも調和します。

    マルチ

  • サポート

    椅子に座ってゆったりとお参りができます。普段は下台に椅子と経机が内蔵できますので、お部屋のスペースを取りません。

    サポート

  • ゼファ

    正座をしたときにちょうどいい高さの床置型で、座ってお参りをする方におすすめ。
    圧迫感がなく、木の風合いが心和むモダン仏壇です。

  • アレット

    超薄型!お部屋のスペースをとらず、木の優しい質感が暮らしの中に溶け込みます。
    幅広タイプなので、収納も充実しています。

    アレット

  • メルシー

    家具の間に置けるスリムサイズのお仏壇。
    下の棚にお線香やローソクなども収納できる使い勝手の良さも魅力です。

    メルシー

今話題の仏具ピックアップ

  • 位牌

    従来のお位牌のイメージを覆す、モダンなデザインのお位牌も続々登場。
    カラーバリエーションも豊富で、モダン仏壇にもぴったりフィットします。

    位牌

  • おりん

    最近ではデザインにも音にもこだわったお洒落なおりんも増えています。
    デザイン仏壇はもちろん、手元供養にもマッチしますよ!

    おりん

  • 提灯

    モダン仏壇にぴったり!
    インテリアにもなるコンパクトでおしゃれな提灯もぞくぞく登場しています。
    エレガントなデザインは洋風のお部屋にも馴染みます。

    提灯

  • 線香

    煙の少ないお線香、個性的な香りつきのお線香など、今やお線香も好みで選ぶ時代です。故人が好きだった香り、お部屋に合わせた香り等のほか、カレーの香り、お菓子の香りなどユニークなお線香も登場していますよ♪
    お気に入りのお線香をギフトとして贈るのもおすすめです。

    線香

  • ペット仏壇

    ペットのお仏壇も様々なデザインのものが登場しています。
    骨壺や写真、思い出の品を納められるものも多く、洋風のインテリアにもマッチします。

    ペット仏壇

(株)梅谷仏具店 代表取締役社長 武田 豊史氏 インタビュー

〈取材協力〉(株)梅谷仏具店 広々とした快適な店内に多彩な仏壇・仏具をラインナップした周船寺新本店

仏壇とは「仏様をお祀りする小さなお寺」であり、同時に「ご先祖様のお住まい」でもあります。
宗教的なものだけでなく、子どもの頃からいたずらなどをすると、「仏様が見てるよ」「バチが当たるよ」などと叱られたり、仏壇の前では自分の心を素直に話せたりしていました。仏壇は家族の心の柱のような存在とも言えるかもしれません。
また、お仏壇に向き合うと誰もが自然に手を合わせて「どうか家族が無事でありますように」と願ったり、「今日も無事に過ごせました。ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えます。仏様の前ではひとは嘘をつけません。だからこそ、子どもの情操教育にも仏壇は重要な存在となってきたのです。

核家族化が進むとともに“仏壇離れ”という言葉も聞くようになってきましたが、私は家族の絆が薄れてきた今こそぜひ仏壇を生活の中に取り入れていただきたいと思います。
大きな仏壇でなくても構いません。今はマンションなどの住環境に合わせた仏壇や狭いスペースにも置けるコンパクトサイズの仏壇も登場していますし、洋風の生活にもマッチするお洒落なデザインの仏壇も注目を集めています。
もちろん、仏壇は単なる家具とは異なりご先祖様の家ですから、お掃除をしたり、お供えをするなど、お世話をしなければなりません。しかし日々こうした小さな“功徳”を積むことが、ご家族や子どもたちの心の成長にもつながり、優しさや思いやりの心が育まれます。

お仏壇は家族の真ん中で家族を見守り、家族を支えていく大切な存在です。この記事を読まれた皆様が心から納得のいくお仏壇に出会われますことを願っております。仏壇に関する疑問や質問があれば何なりと当店へお問合せください。