修昌山 法性寺

日蓮宗

修昌山 法性寺 ほっしょうじ

正長元年(1428年)に久遠成院日親上人が22歳のときに博多の市小路という地に開かれたお寺です。
西国(九州))最初の法華経の道場として古くからの歴史があります。

寺院紹介

正長元年(1428年)に久遠成院日親上人が22歳のときに博多の市小路という地に開かれたお寺です。
西国(九州))最初の法華経の道場として古くからの歴史があります。

その後、蓮池に移転、明治時代には路面電車の敷設に伴い現在の地に移転しました。
その際に現本堂を建立、蓮池での本堂は「開山堂」として移設されました。
開山堂は安土時代から江戸時代初期のもの考えられるということです。

開山堂の側には日親上人の墓石や高座石と呼ばれる大きな石があります。
日親上人が博多の地で布教なさったとき、この石の上で説法をしたと伝わるありがたい石です!
そんな昔の石が今もなおその姿を残していることに感動します。

境内にはたくさんの草花があり、その種類も多様です。
四季折々の美しい自然を感じることができます。
町の中にあるお寺だからこそ緑豊かな空間にしたい、というお寺の思いが伝わってくるような心安らぐお寺です。

見学レポート

都市高速下の国道3号線沿いにお寺の山門があります。
車通りが多く、慌しい時間の流れに対峙していながら、どっしりとした落ち着きを感じるお寺です。

山門をくぐると境内が広がっています。
正面には参道、その突き当りに本堂、右手に庫裏、左手に開山堂です。

決して派手なつくりではないのですが、何かが気になります。

ぐるりと周囲を見てみました。

そうか、「木」の種類が多いのか!
いわゆるお寺の境内にあるような樹木はもちろんあるのですが、例えば梅。紅梅、白梅、それに黄色い梅??
そして松の木、桜の木…そしてたくさんの草花。
1つの種類が1、2本ずつ、本当にたくさんの種類の木や花があることに気がつきます。
お寺は自然の中にあるべきものというお考えのもと、境内は舗装しない砂利だったり、「浄花(いわゆる仏教的に意味のある草花)」ではない、「和」を感じさせる樹木を選んであるとのこと。
そこには、四季の移ろいを感じさせるとともに「生老病死」を感じられる庭を意図しているのです。

「だから、花は散るままに、葉は枯れるままにしていることも多いのですよ。
美しいだけが生きるということではなく、老いて醜くなり、はかなく散っていく。
しかしそこからまた新しい命が生まれるという自然の営みは、まるで輪廻転生や生老病死を目の当たりにしているような気がしませんか?」
とおっしゃっていました。

さらに本堂左側に進むと、通路のような庭が続いています。
心の落ち着く空間です。
この庭は仏教の宇宙観である「九山八海(くさんはっかい)」を表現したものということです。
「九山八海」を理解することは難しくても、この庭の心穏やかな雰囲気は伝わってきますのでご心配なく。

四季を通じて散策してみたくなるお寺です。

虚空会上釈迦尊像と霊鷲山

お釈迦様が法華経を説かれたという「二処三会」。そのうちの「二処」をお寺の中に影現しています。
虚空会で宙に浮いて拝むお釈迦様の像は、実際に見てみると写真より少し年季の入った艶やかな色と輝きでした。本当に浮いているようで、とても神秘的です。
また、その頭上からは自然光が差し込む造りになっており、その天窓がある屋上は、「霊鷲山」を表した場所です。

日親上人の「高座石」です

開山が1400年代ですので、500年以上は経っているのかも!?

日親上人はこの石の上でたくさんの人にお話をなさっていたのでしょうか。
どのような方で、どんな話をなさっていたのか、また、聴衆はどのような気持ちでお話を聴いていたのか、様々なことに思いを馳せてしまいます

アクセス

交通アクセス: 西鉄バス 千代町バス停 徒歩2分
福岡市営地下鉄箱崎線 千代県庁口駅 徒歩3分
お車の方 福岡都市高速道路 千代出口 2分