宝積寺

浄土宗

  • お墓
  • 納骨堂
  • 永代供養

宝積寺 ほうしゃくじ

照光山 宝積寺は慶長年間(1600年頃)に開山。JR東郷駅・日の里口より徒歩5分という好立地にあり、「念仏行脚」「お経の会」など活発な活動を行っているお寺です。
隣接する墓地や納骨堂の管理を行うほか、平成27年には永代供養塔も建立。
小学校の社会科見学を受け入れられるなど、地域との交流も積極的に行われています。

寺院紹介

慶長年間(1600年頃)に、諦空俊道上人が開山。
明治15(1882)年に宗像市田熊(現・日の里)地区に移転し、以来100年以上にわたってこの地で檀信徒様や地域の皆様を見守り続けているお寺が「宝積寺」です。

宝積寺の特徴は、檀信徒の皆様にとても愛されているお寺であるということ。
文化年間(1810年)には檀家さんによって「宝賛会(護持会)」も組織され、現在も活発な活動が行われています。

そのひとつが毎年2月に行われている「念仏行脚」。
浄土宗の宗祖である法然上人を偲び、近隣の4ヶ寺のご住職・檀信徒さんが一堂に集まり、計50人ほどで念仏を唱えながら約12㎞を練り歩きます。

1、8月を除く毎月10日には「お経の会」も開催。
参加者全員で「西山浄土宗勤行式」を唱えたあと、手作りのお饅頭やお菓子などを持ち寄り、わいわいと談笑を楽しんでいるそうです。

ご住職は檀信徒さんとのご縁やつながりをとても大切にされ、檀家さんが遠方に引っ越された場合でも、年に一度は自宅にお伺いして先祖供養を行っているそうです。

「東京や大阪などの遠方であっても毎年ご訪問しています。
檀家の皆さんも年に一度の訪問をとても楽しみにしてくださっていますよ」
とご住職は笑顔を浮かべられます。

そんなご住職ですが、実は生後まもなく生死を彷徨う大病をご経験されたそうです。

「当時は助からない言われていた病気で、私が日本で初めての手術の成功事例だったんです。
そのため、子どもの頃から“仏様に救われた命であり、いろいろな方のご縁で生かされている。
だから人のお役に立たねば”と常に考えていましたね」とご住職。

「生かされて、生きているのですから、その命を大切にしなければいけない。
その心の現れとして日常生活の中で手を合わせること、そしてお互い支えあいながら生きていくことの大切さを伝えていきたいですね」
と穏やかな口調で語ってくださいました。

見学レポート

沖ノ島などの世界遺産登録をめざす宗像市は、固有の信仰・文化と、悠久の歴史が息づく場所。

福岡市・北九州市の都心部からJRで30分程度と交通アクセスもほど良い、住みやすいまちとして人気を集めています。

宝積寺は、その宗像市の中でも住宅地が広がる日の里地区、JR東郷駅日の里口より徒歩約5分いう好立地に伽藍を構えられています。

境内に入ると美しく整えられた枯山水の庭が――。
この庭は毎日、ご住職が手作りの熊手を使って手入れされているそうです!

住職のご趣味は日曜大工。
庭にあるポンプ小屋も犬小屋を再利用したご住職のお手製なんですよ♪
お参りに行かれた時はぜひチェックしてみてくださいね。

美しい庭を見下ろすように、堂々とした威容の本堂と納骨堂が佇んでいます。

鮮やかな柱巻きの飾りが印象的な本堂でお手を合わせたあとは、境内の中を散策してみました。

本堂を出てすぐに右側には梅の木に抱かれた地蔵堂。
その中には千羽鶴に包まれた三体の地蔵菩薩様が安置されています。

納骨堂の裏に廻ると真新しい石塔が。
これは平成27年に建てられた永代供養塔。
その横にはお地蔵様に囲まれた観音堂があり、まるで悠久の眠りをお守りしているかのようです。

境内を道路側に少し下ったところには「普照門墓地」が広がっていました。
ここは地域の墓地で、地域・宗派を問わず墓地の使用ができます。

真新しいお手洗いや水汲み場など設備・施設も清潔に整えられ、お参りしやすい環境が整えられていました。

時代のニーズに応えた、宝積寺の永代供養塔。

社会の「核家族化」「少子化」「超高齢化」など家族の形や生活スタイルが変化する中で、供養についても永代にわたって安心して「供養・管理」をしてもらえる「永代供養」のニーズが高まっています。

宝積寺の「永代供養塔」はそうしたご要望に応えて建立されたもので、宗教、宗派は不問、福岡県外に在住の方や生前申込も可能です。
毎年8月には合同供養祭も行われますので、供養面も安心ですね。

「私自身も死後は分骨してここに入らせていただき、責任をもって皆様を見守り続けていきたいと考えています」とご住職。

詳しくは宝積寺にお問合せくださいね!

●永代供養塔加入金‥20万円 
※宝積寺檀信徒は免除
●納骨(合葬)料‥1体20~100万円
供養料、管理料を含む

■小学校の子ども達が住職に直撃インタビュー

宝積寺には毎年社会科見学の一環として、近隣の小学校の子ども達が訪問しています。 今回はその様子をキャッチ!訪問ではお寺の見学のほか、子ども達から住職へ直撃インタビューも行われました。

「お寺のお仕事の中で大変なことは何ですか?」「楽しかったことは?」など、子ども達はまじめな顔でざっくばらんにご住職に質問。そんな無邪気な質問の一つ一つに、住職は終始笑顔で答えられていました♪

「お寺離れと言われる昨今ですが、こうした活動を通して子ども達がお寺に親しむきっかけにしてほしいですね。」とご住職。宝積寺ではこうした地域との交流活動を、これからも積極的に続けていきたいと考えられています。

アクセス

交通アクセス :JR東郷駅下車 日の里口より徒歩5分