- 納骨堂
紅葉八幡宮 もみじはちまんぐう
「紅葉八幡宮」は平安時代後期の治暦年間(1065~1068)に起源を持ち、江戸時代は黒田藩の守護神として、
現在は早良の総鎮守として多くの人々が参拝に訪れる早良区の名社です。
寺院紹介
黒田藩の守護神として、また現在は早良の総鎮守として多くの人々が参拝に訪れる「紅葉八幡宮」。
その歴史は900年以上前にさかのぼり、平安時代後期の治暦年間(1065~1068)、陸奥国からやってきた柴田氏が八幡宮のご分霊を祀ったのが始まりと伝えられ、室町時代に創建されました。
江戸時代には黒田藩2代目・3代目藩主に始まり、歴代藩主の守護神として深い崇敬が寄せられてきました。
藩の公式歴史書である「黒田家譜」や「筑前國続風土記」にもその記録が残されています。
藩主に信仰されたことで門前町が大いに賑わいを見せ、西新、高取、藤崎などの発展にも貢献してきました。
県内最大級の石鳥居に掲げられていた額は梶井宮慈胤法親王が書かれたもので、西新町ができるきっかけになったと言われています。
時が流れ現代においても、紅葉八幡宮は福岡藩の西、早良の総守護として親しまれています。
福岡の歴代藩主の厄払いの神社であったことから、現在も厄除けの名社としてたくさんの人々がお参りに訪れます。
特に子供守、安産、育児などのご神徳で知られ、七五三には毎年1000件ものご家族が参拝に訪れます。
四季折々の自然に包まれた境内は、参道を振り返ると福岡タワーなどの絶景を見渡すことができ、海外からの観光客の参拝もすくなくありません。
子どもたちの遠足やスケッチ大会、地域の人々のお花見、紅葉狩りなど地域の皆様の憩いの場としても人々に愛されている神社です。
見学レポート
紅葉八幡宮の名の通り、大鳥居の目の前に佇んだ瞬間、輝く新緑のもみじが迎え入れてくれました。
一礼して鳥居をくぐるとその先の階段も緑のトンネルに包まれています。
階段を上っていくと右手に「神楽堂」が見えてきます。
大正時代の建築で現代でも神楽や筑紫舞の奉納が行われているそうです。
階段を上りつめると…清らかな水音が聞こえてきました。
これは「利生の水」。
その昔黒田藩主が腹痛に悩まされた際、山伏が祈祷したこの水をいただいて回復したと伝えられ、「胃腸の不調にご利益がある」と伝えられています。
紅葉の「赤」は魔除け、生命力の色とされますが、一方でもみじの葉は子どもの手に似ていることから「子どもの守り神」「成長祈願」で多くの家族連れが訪れます。
安産にご利益があると言われる「子安石」や赤ちゃんのお食い初めに用いられる「歯固め石」など、家族や子供の成長にご利益があるとされる名所も点在しています。
「夫婦松」は夫婦和合、恋愛成就にご利益があると言われ、カップルにも大変人気です。
「豊かな自然も紅葉八幡宮の大きな魅力ですね。特に“もみじ”は春・秋の2回紅葉します。
周辺の公園も紅葉八幡宮の境内地なのですが、春はお花見、夏は新緑、そして子どもたちが遊んだり、ご家族で散歩したりと地域の皆様に親しまれていますね」
と禰宜の平山氏は微笑まれます。
地域の皆様に愛されている理由はそれだけではありません。
紅葉八幡宮は一年にわたって、地域の皆様も参加できる様々な行事を実施しています。
「お正月の歳旦祭には筑前一のジャンボ門松がお目見えし、筑紫舞の公演なども行われます。
2月の節分厄除け大祭には毎年数千人のご来社があり、商店街を鬼が回っていくなど街全体が盛り上がりますね。」
「夏には夏祭りや獅子祭りを開催。獅子祭りは福岡市の無形民俗文化財にも指定されており、各地から集まった約200人の子供たちが法被姿でまちを練り歩きます。」
まちや暮らしに溶け込みながら伝統行事をしっかり守り継がれているんですね。
「11月の最終土・日には“もみじ祭”が開催されます。境内の紅葉がライトアップされ、多くの露店も出店。
ミニコンサートや太鼓の競技大会など2日間にわたって大いににぎわいますね。」(平山禰宜)
しかし、広々とした境内を美しく保ち、町全体を巻き込んだ盛大な行事を頻繁に行われることはかなり大変なのでは…?
「もちろん、大変な面もありますが、神様がお住まいになられている地域を元気にすることは神様に喜んでいただくことにもつながります。
紅葉八幡宮の歴史と伝統を守り継ぎ、これからも活力あふれる地域づくりに貢献していければと考えています」(平山禰宜)。
時代は変わっても紅葉八幡宮は早良の総守護として地域の笑顔を守り継いでくださっています。
■永代供養にも対応。 福岡市初の神道式の納骨堂「祖霊殿」。
現在、常世宮、奥都宮、緋之宮の3棟が設置され、令和6年に誕生した緋之宮は利用者を募集しています
緋之宮は印象的かつスタイリッシュな外観が特徴で、エレベーター完備のバリアフリー設計。
明るい光に包まれた緋色の納骨壇が完備され、ご契約前の宗旨宗派を問わずご利用いただけます。
■御祈願はもちろん、 お葬式やご法要(祖霊祭)も受け付けています。
そうした神道式のご葬儀「神葬祭」を紅葉八幡宮でも行うことができます。
通夜にあたる「通夜祭」から告別式、火葬場で行う「火葬祭」、ご納骨時の「埋葬祭」や「納骨祭」まですべてお任せいただけます。
会場は社務所2階と緋之宮1階に設けられており、エレベーター付きのバリアフリー仕様。社殿内や待合室には冷暖房も完備していますので、参列の皆様は快適にお過ごしいただけます。
アクセス
地下鉄 空港線藤崎駅から徒歩7分
藤崎バスターミナルから徒歩9分、西鉄バス高取駅から徒歩7分