真言宗
文殊院 もんじゅいん
若杉山 文殊院は篠栗の霊山・若杉山に佇む、その名の通り文殊菩薩を安置する高野山真言宗のお寺。
境内には「不動堂」「法珠堂」「浄光堂」など多数のお堂が軒を連ね、 特に盲目の高僧・高瀬無染法師ゆかりの「日切地蔵堂」は、九州24地蔵尊霊場会の第24番札所になっています。
寺院紹介
「若杉山 文殊院」は、その名の通り文殊菩薩を安置する高野山真言宗のお寺です。
先代のご住職である高瀬覚明師が高野山の弘法大師祖廟に参籠された際に文殊菩薩に感得され、昭和47年に建立されました。
文殊院の境内には日切地蔵堂、不動堂、法珠堂、浄光堂など多数のお堂が軒を連ねていますが、中でも「日切地蔵堂」は、若杉・養老の滝を再建した盲目の高僧・高瀬無染法師にゆかりのあるお堂です。
文殊院に隣接する若杉山養老の滝は、真言宗の開宗の祖である弘法大師が修行されたことでも知られ、その後も伝教大師、慈覚大師など名僧が訪れたと伝えられています。
その後、歴史の荒波の中で衰頽(すいたい)していましたが、明治38年に高瀬無染法師が再建。
師は昭和11年に亡くなる際も自ら「日切地蔵尊」の御身になり、人々を救済し続けるとの請願を遺言とされたそうです。
その遺志を継いで創られたのが「日切地蔵尊像」。
日切地蔵堂はこの日切地蔵尊をご本尊様として安置し、 無染師の霊得が、今なお多くの人々の心願の成就を願い続けていると言われています。
九州二十四地蔵尊霊場会の第24番札所でもあり、各地から参拝客が訪れています。
また、本堂の前には錦鯉が泳ぐ池と四季折々の植栽が彩る見事な庭園がしつらえられており、特に境内を彩る藤棚は見事!
開花の時期になると境内を薄紫色に染めあげ、春の絶景を描き出します。
お参りついでに、ゆったりと季節の風情を楽しんではいかがでしょうか。
見学レポート
アクセス
交通アクセス: JR篠栗駅より車で約15分 若杉山4合目あたり