応永３２年(１４２５)、久遠成院日親聖人により開山。
西小倉駅目の前にあり、小倉で初めて創設された由緒あるお寺です。

１４２５年、日親聖人が布教のため佐賀を目指して海路を進行中、悪天候に見舞われ小倉の海で難破しそうになってしまいました。
海上で安全祈願を行ったところ一大光明が降臨し、導かれて無事に上陸。その際、岸にあった庵を明星寺と開基され、それが後に妙乗寺と改称されたということです。

さらに１８３６年、海岸で光る石が発見され、日親聖人の故事と重なることからその石を引き上げ、今でも境内に｢明星天子降臨石｣として納められています。
不思議な言い伝えがあるお寺です。

駅前の立地ながら、墓地もあります。
ただし空きはほとんどないとのこと。
お早めにお寺までご相談ください。

車でお伺いしたところ、すぐにこちらに気づいてくださいました。
こんにちは、ご挨拶しながら扉を開けると、すぐにご住職さまが迎えてくださいました。

しばらくお話をさせていただいていると、次々にお客様が訪れます。
お一人お一人に丁寧にご対応なさる様子が印象的でした。

さらに、遠くから近づいてくる檀家さんを｢〇〇さんがみえたよ｣とお名前を出して他の方に知らせてらっしゃいました。

もしかするとお寺では当然のことなのかもしれません。
しかし、古くからの歴史があり、檀家さんもたくさんいらっしゃる中できちんとお名前を出して対応してくださるということは、本当にお一人お一人のことを思いながら過ごしていらっしゃるからに違いありません。

そして、お寺の現状や将来を案じて、様々な活動をしていらっしゃることも伺いました。

檀家さんはきっと安心してこのお寺とのお付き合いを続けていけるだろうなと感じるお人柄でした。

法要だけでなく、気軽にお寺にお参りください、とのメッセージをいただきました。
ぜひ足を運んでお話なさってみてください！