西音寺

浄土真宗

  • 納骨堂

西音寺 さいおんじ

四季折々の彩を散りばめた木々が生い茂る裏山を背に、のびやかな山寺の雰囲気を漂わせている「旭曜山 西音寺」。
門徒の方だけでなくお寺めぐりなどでフラリと訪ねてくる人も多いとか。
「どなたでも気軽に訪れることができ、ホッと一息つける開かれたお寺」をめざす、とても親しみやすいお寺です。

寺院紹介

牧歌的な田園地帯に包まれた背振山系西山の懐、西入部地区。
四季折々の彩を散りばめた木々が生い茂る裏山を背に、のんびりとした昔ながらの山寺の雰囲気を漂わせているお寺が「西音寺」です。

西音寺の歴史をひもとくと、なんと開基は永仁3年(1295年)!今から700年以上前に遡ります。

昭和初期に建てられた本堂は古き良き佇まいを残しており、庭には以前使用していた鬼瓦も残されており、積み重ねてきた歴史を物語っています。

そんな古き良きお寺の佇まいを残した西音寺ですが、住職は33歳の若さ!
優しい面立ちの向こうにどこかエネルギッシュなパワーを感じさせる方です。

先代のご住職もお元気で、庭の植木などもご自身で手入れされているそうです。

裏山には約20本の桜が植えられ、四季折々の花々や小川のせせらぎも聞こえる自然豊かな環境。
門徒の方だけでなく、ウォーキングのついでやお寺めぐりなどでフラリと立ち寄られる方もいるそうですが、そうした方々にもご住職や坊守さんがお茶をふるまわれ、気軽にお話しされているそうです。

また、昭和初期に建立された鐘堂も堂々とした風格!
除夜の鐘は門徒以外の方でも撞くことができ、多いときは400人以上の人が集まり、その全員に撞いていただけるよう配慮しているそう。

この鐘の音を聴かないと新しい年を迎えた気になれない…という方も多いそうですよ。

「どなたでも気軽に訪れることができ、心が疲れた時にふと訪ねたくなるような、ホッとひといきつける場所にしたい」と、
様々な地域イベントや行事も企画されています。
夏の恒例となっているキャンプでは子供たちで大賑わいになるとか。

西音寺はそんな住職の人柄がにじみ出る親しみやすいお寺でした。

見学レポート

「四季折々の花や自然に包まれた、心がやすらぐお寺だなあ♪」
これが西音寺の境内に足を踏み入れた時の感想。
昔ながらのお寺の風情を漂わせながらも、なんとなく心が落ち着く親しみやすい雰囲気のお寺なのです。

「その理由はどこにあるのだろう…」と探ってみると…
「お庭や建物だけでなく、住職の人となりにあるんだなあ」と
住職お話をしているうちに実感しました。

「こんにちは~」と訪ねるとかわいい男の子が笑顔で出迎えてくれました。
ご住職の息子さんで元気いっぱい!

「子供や若い方にも仏教や寺院に親しみを持ってもらいたい」という西音寺では地域との関わりも大切にしており、夏には地域の子供たちのためにお寺キャンプも開催。子供たちが30名ほどが集まり、パンやカレー、炭火焼のピザづくりなども楽しんでいるそう。

「今年は石窯を作ってピザやパンを焼きたいと考えています!」と住職もやる気満々♪

キャンプの夜は子供たちお楽しみの肝だめしで、お父さんたちが脅かし役。
親も子も思いっきり楽しめるイベントが身近なお寺で行われているなんて素敵ですね。

子供たちが寝た後はお父さんやお母さんたちが集まり、法話を聞いていただいたあとは親睦会も。
地域のつながりが薄れつつある現代社会の中で、お父さんお母さんたちが仲良くなるきっかけになっているそうです。

もちろん、壮年会や婦人会など各年代の活動も活発!

「子供からお年寄りまで、誰もが気軽に訪れることができる開かれたお寺にしたいですね」とご住職。

お寺に敷居の高さを感じがちの若い方も、西音寺に行けばきっとお寺がもっと身近に感じられるのではないでしょうか。

大きなキャンバスに描かれた親鸞聖人の絵は圧巻!

西音寺の本堂の奥には、2m×2mの大きなキャンバスに描かれた迫力たっぷりの親鸞聖人の絵が!
平成27年の花まつりの際に、即興でライブペインティングを行っている世界的なアーティスト、ドラコン76さんをお招きして描いていただいたもので、ダイナミックなタッチで描かれた親鸞聖人のお姿はまさに圧巻です。

季節の花や小川のせせらぎが四季を感じさせてくれるお庭

背振山系西山の懐にお寺を構える西音寺は、桜やつつじなどが植えられた裏山を背に従える、四季折々の自然が楽しめるお寺♪
裏山には20本ほどの桜の木が植えられ、春になると近所の方も花見に来られるとか。
境内には他にも様々な植栽が施されているほか、山門の階段手前には藤棚も配されていました♪
境内には小川のせせらぎが響いており、子供たちが水遊びを楽しんでいる姿も、西音寺の夏の風物詩だそうです。

アクセス

交通アクセス :西鉄バス 西入部5丁目バス停 徒歩5分