真言宗
徳泉寺 とくせんじ
延命山 徳泉寺は大正8年に佐伯心海和尚が延命地蔵菩薩を本尊として北九州に「大光坊」を開いたのが始まりです。
悩みの答えを出してくださる「お抱え地蔵」さまで知られる、参拝しやすいお寺です。
寺院紹介
大正8年に佐伯心海和尚が延命地蔵菩薩を本尊として北九州に「大光坊」を開いたのが始まりです。
寺院の山門には扉がないのですが、昭和51年に寄進された当時から門扉はついていませんでした。
当時からお地蔵さまのお参りの方が明け方から深夜に及んでいたので、門を開閉しないでいいように扉のない山門が建立されたということです。現在でも連日多くの方がお参りに訪れています。
山門を入って右には十三仏が並び、左にはお稲荷さんとお地蔵さまのお堂があります。
このお地蔵さまこそが、多くの方がやってきてはお参りするという「お抱え地蔵」です。
お堂の中にお地蔵さまがいらっしゃるわけですが、どうしたらいいのか、どちらがいいのかという悩みに答えをだしてくれるのです。
心に思いながらお地蔵さまを抱えたとき、より軽く感じた方がよりよい回答であるといわれているそうで、受験生が志望校を悩んだときにお参りしてお地蔵さまに助けてもらったといったこともあるようです。
こちらのお地蔵さまはどなたでも手に取って抱えることが出来る珍しいお地蔵さまです。
地域でも古くから大切に守られてきたという意味もよくわかりますよね。
本堂も古く、昭和レトロな感じがします。壁掛けの時計もかなりの年代ものではないでしょうか。
また、天井にはたくさんの絵があり、それを見ているだけでも時間が経ってしまいます。
駐車場もあり、参詣しやすいお寺です。
まずは「お抱え地蔵」さまにあなたの悩みを相談してみませんか?
見学レポート
通りに山門の面したお寺です。
駐車場は裏手と横の方にあるのですが、一方通行の道もありますのでお気を付けください。
また、ここは「九州二十四地蔵尊霊場」の第一番札所でもあります。
ご本尊が延命地蔵尊ですので、お参りは本堂でどうぞ。
寺務所に声をかけてから本堂に入ってくださいね。
地域の方にも大切にされている「お抱え地蔵」は、お堂の中にいらっしゃいます。
何かに迷ったとき、悩んだときにお地蔵さまを持ち上げると、軽くなることがあるそうです。
こちらが良いか、あちらが良いか、そんな時にお地蔵さまが答えを出すのを手助けしてくれます。
早朝から夜遅くまで、たくさんの人がお参りに訪れるのはお地蔵さまの一押しを期待しているからなのかもしれません。
ところで、山門の前に立って写真を撮っていて思ったのですが、平日だけどなんだかお参りの人が多いです。
たくさんの人が一度にやって来るというより、絶え間なくお参りの方がいらっしゃるところなんですね。
お地蔵さまのお堂内に腰かけている女性もいらっしゃいました。
後でわかったのですが、別の女性と待ち合わせをしていたようです。
二人でお参りをしてから一緒に行ってしまいました。
おそらくご近所の方なのでしょうが、このお寺がとても自然に地域に溶け込んでいるんだなぁと感じました。
このお地蔵さまですが、「お抱え地蔵」というちょっと小ぶりの座像です。
きれいな着物を着て座っています。
ちょっと光っているのは、たくさんの方が抱えたからでしょうか。
私も抱えてみることにしました。…意外と重い。
でも抱えられる重さです。
抱えるといってもちょっと持ち上げるくらいなので、特に無理はありません。
では、もう一度。うん?なんだか重さが変わったような変わってないような…。
私の悩みはどちらを選んでも大差ないということなんでしょうか。
次に本当に迷ったときにまたお伺いに来ようと思います。
今日のところはこの辺で。
境内は全体的にそんなに広いわけではありませんが、お稲荷さんや水子供養のお地蔵さまもあり、水子供養の思いや申込方法も記載されています。
丁寧に供養をしてくださっているのだなと思いました。
明るい境内ではお参りも絶えず、たくさんの人に大切にされているお地蔵さまのいらっしゃるこのお寺は、とても温かみのあるところなんだなぁとしみじみ感じた1日になりました。
お抱え地蔵さんにきいてみよう
早朝から夜遅くまで、たくさんの人がお参りに訪れるのはお地蔵さまの一押しを期待しているからなのかもしれません。
■境内にはたくさんの仏像があります
表情豊かな仏像の顔を拝見するだけでもご利益がありそうな気持ちになります。
アクセス
交通アクセス: JR鹿児島本線 戸畑駅、九州工大前駅 徒歩約15分
西鉄バス(北九州) 天神一丁目 または 天神二丁目 バス停下車 徒歩1分
お車の方 北九州都市高速道路 戸畑出口より5分