浄土宗
- 納骨堂
- 永代供養
善導寺 ぜんどうじ
筑前博多 善導寺は1212(建歴2)年、浄土宗の宗祖である法然上人の後を継がれた椿西聖光上人がご本尊の善導大師をお祀りし、百日聞の説法をされたことに端を発します。
古来より暦朝の天皇や大内家、飯田家、小早川家などから崇敬を受け、廃藩置県が施行されるまで黒田家の祈願所として深いつながりを持っていた大変由緒のあるお寺です。
寺院紹介
福岡市博多区中呉服町、明治通り沿いの都心に境内を構える善導寺。
その歴史は1212(建歴2)年にさかのぼり、浄土宗の宗祖である法然上人の後を継がれた鎮西聖光上人がご本尊の善導大師をお祀りし、百日聞の説法をされたことに端を発すると言われています。
説法をされた場所は人々に「博多談議所」と呼ばれていましたが、その後、84代順徳天皇により「光明山 悟真院 善導寺」と勅号され、善導寺の名が福岡の歴史に刻まれ始めました。
善導寺には菊の紋や筋塀がありますが、これはそうした天皇家とのつながりを示すものです。
たびたびの兵火に見舞われましたが、文明9(1477)年に再建。
その後も暦朝の天皇や大内家、飯田家、小早川家などから崇敬を受け、廃藩置県が施行されるまで黒田家の祈願所として深いつながりを持っていたという大変由緒のあるお寺です。
本堂は昭和18年に補修、その後平成28年に建て替え・境内の整備が行われ、4階建ての霊廟(納骨堂)が新設されました。
文化財も多く蔵し、「聖光上人末代念仏授手印」をはじめとする中世文書や陸信忠(南宋~元)の「絹本著色十王像」のほか、多くの絵画・彫刻が保管されています。
天皇家や黒田家との繋がりなど貴人との関係が深い名刹ですが、現代では多くの人々に親しんでいただくために様々な取り組みを実践されています。
そのひとつとして平成28年より「博多旧市街ライトアップウォーク」に参加。
また境内は一般の人々が自由に入れるようになっており、多くの観光客が訪れています。
見学レポート
善導寺は博多区中呉服町 明治通りに面し、地下鉄呉服町駅より徒歩3分、福岡市都市高速呉服町出口より車で2分という、まさに“都心の中のお寺”です。
この地域は博多の中でも古くから多くの寺院が軒を連ねるところで、善導寺は明治通りに美しい筋塀がひろがり、近代的な納骨堂とともにひときわ存在感を放っています。
山門をくぐると広々とした境内が。
毎年秋に行われている「博多旧市街地ライトアップウォーク」ではこの広さを生かし、荘厳な梵鐘とともに多彩な光のアートを繰り広げています。
まずは本堂でお参りさせていただきました。
平素は本堂に自由に入ることはできませんので、受付にお声がけくださいね。
瀟洒なしつらえの美しい本堂には数々の文化財もあります。
木造の善導大師立像や鎮西聖人坐像は福岡県の重要な文化財に指定。
絹本著色地蔵菩薩像や絹本著色十王像は福岡市の文化財に指定されており、現在は九州国立博物館に常設展示されています。
次に本堂に隣接する霊廟(納骨堂)を見学させていただきました。
4階建ての美しい霊廟は平成19年に完成。入口にオートロックシステムを採用した近代的な建物で、エレベータも完備したバリアフリー仕様となっています。
「霊廟(納骨堂)は宗教宗派不問となっていますが、手を合わせる気持ちの大切さはいつも忘れないでいただきたいと思っています。
近年は個人主義が進んでいますが、人々の絆、つながりはこの“手を合わせる”ことから始まるのではないでしょうか。
分家や本家などと分けて考えず、それぞれがお手を合わせる場所を持ち、ご家族やご先祖様との繋がりを大切にしていただきたいですね」と住職。
もちろん「納骨堂の後継者がいない」とお悩みの方には永代供養も引き受けられています。
詳しくはお寺にご相談くださいね。
■明治通り沿いに気品あるフォルムでそびえる善導寺の霊廟(納骨堂)。
東側壁面にガラス面を採用し、建物内部まで光を運び込むやすらぎを感じるデザインです。
入口にオートロックシステムを採用するなどセキュリティにも配慮。
4階建ての建物内にはエレベータも用意していますので、ご高齢の方も安心です。
宗教宗派を問いませんし、檀家以外の方も利用できます。
ご見学希望の方はお気軽にご連絡ください。
●Aタイプ(1F) 500万円(※現在満室です)
●Bタイプ(1F) 300万円(※現在満室です)
●Cタイプ(1F) 200万円(※残数わずか)
●Dタイプ(2~4F) 150万円
※管理費 1000円/月
■博多旧市街地ライトアップウォークにも毎年参加。
平成28年より「博多旧市街地ライトアップウォーク」にも参加しています。
広い境内を生かしたダイナミックなライトアップは訪れる人に大変好評です。
アクセス
地下鉄 呉服町駅より徒歩3分